デジタル化推進アカデミー

様々なシール材のCO2の漏れ具合を調べてみた

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様々なシール材のCO2の漏れ具合を調べてみた

様々なシール材のCO2の漏れ具合を調べてみた

2025/01/17

環境計測に興味をお持ちの皆さん、こんばんは!
デジタル化推進アカデミーの岩田敏彰です。

二酸化炭素に関わる実験、例えば植物や小動物の呼吸の二酸化炭素の関係を調べようと考えると、二酸化炭素が外部に漏れない、または外部から入ってこない閉鎖された環境を準備する必要があります。

しっかりした設備を作るのが本来はもっともよいのですが、コストや場所もかかり、なるべく簡単に準備したいものです。

そのようなものとして、ジッパー付きの袋や、タッパーウェアを考えました。

すぐに試せそうなものをいくつか試してみました。石油ファンヒータで室内二酸化炭素濃度が5000~6000ppmで実験しました。外気の中でセンサをシール材の中に封をし、それを室内に持ち込みました。

結果は下の通りです。

実際にシール材に入れたところを示します。

タッパー(ダイソーで売っていたもの)

食洗機洗剤用の袋(アルミ蒸着されたジッパー付きの袋)

タッパーウェア(セリアで売っていたもの)

ジッパー付きビニール袋

これを見ると、タッパーのシールは不完全なようです。また、アルミを蒸着したジッパー袋(食洗機洗剤用、湿布用)はビニール袋よりは効果があるものの、不完全でした。

ジッパーというシール法の限界ではないかと思います。

ほんのわずかの隙間からでもCO2が入り込むことを思えば、真空装置のシールのようにOリングのようなものでしっかりしないと、簡易な方法では目に見えるような形で漏れてきて無視できないようです。

厳密に植物の呼吸によるCO2の変化などを測るためには、そこまでシールを完全にしないと、簡単なジッパーのようなものでは評価できないようです。

身近なものでいろんな実験ができるといいのですが、きちんとした結果を得るためにはそれなりの装置を準備しないとだめですね。

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デジタル化推進アカデミー
岩田 敏彰


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